こんにちは、コンサルタントの澤田です。

いつも旅ネタばかりなので、社会人らしく経済のニュースの話にしようと思います!

最近、色々なニュースを目にしますが、やはり大きな衝撃となったのは
リーマンブラザーズの倒産劇ではないでしょうか。

負債額は日本法人だけで、3兆4314億円(戦後二番目)という規模です。
これは結構なインパクトがあります。

もちろん社員の方はものすごい影響がでています。
例えば、リーマンでは給料の一部を自社株で支払う仕組みがあったそうです。
ボーナス全額が自社株で支払われていた人もいたそうです。
それが今回の倒産によって紙切れになってしまったということです。

そして、アジア、欧州・中東の社員は野村グループの社員になります。
(因みに、欧州・中東部門の買収額はたった2ドルだったそうです・・・)
社員の方は生き残るために、環境に順応したり、価値観を取り入れたり、中々大変だと思います。

ちなみに社員の方以外への影響はどうなっていくのでしょう。

一番の影響は、銀行の貸し渋りだと思います。
例えば、新生銀行のリーマン向け債権は総額380億円といわれています。
リーマンが倒産するということで、これが全額回収不能(実際はそこまでなるかは分かりませんが。)になった場合、損失になります。新生銀行の2008年3月期の利益は601億円ですからその6割近くを失うことになるわけです。
もちろん新生銀行自体が危なくなることはないと思いますが、確実に貸し渋りはおきそうです。

貸し渋りがおきると最も影響が出るのが、不動産業界になります。
(取引額が大きいため、金融業界への依存度が高いためです。)

実は日本では今年に入ってから倒産が相次いでいました。
帝国データバンク(TDB)が公表した2008年上半期の全国倒産集計によると、本年1月〜6月の倒産件数は6022件に上るそうです。
平均しますと、月1000件(毎日3社の会社が倒産している計算になります。上場企業も18社倒産しています。)

特に不動産関係の倒産が目立っていました。

中には黒字倒産というのもあります。黒字にも関わらず倒産してしまうなんて・・・。って思いますが、決算上の売上げに現金が追いつかないと、このようなことがおきてしまいます。(例えば、当てにしていた銀行の融資が受けられないなど)

東証二部上場の建設・不動産会社スルガコーポレーションは売上高、営業利益とも過去最高を更新したにもかかわらず、取引金融機関からの新規融資がストップして今年6月に倒産しました。

このように取引額が大きく、銀行に依存している不動産業界はそういった影響をもろにうけてしまいます。

そこへ今回のリーマンの倒産です。
これにより更に、銀行がお金を引き上げるかもしれない。ということです。

不動産業界で起きているようなことが、他の業界でも起こるかもしれません。ではどうすればよいのか?

会社のことを調べるか?予測をして動くか?もちろんそれも大事かもしれません。
しかし、予測できない部分もあるからこそ、どのような状態になっても必要とされる人材になることが重要なのだと改めて実感します。

アメリカの会社が倒産した。
というニュースだけでは「へぇ〜、大変だね〜」で終わってしまいますが、
そこから自分の生活にどのように関わってくるのか?

こういったことを考えてみると、「うちは大手だから」「うちは黒字だから」ということだけでは将来的に安心かどうかは言えなくなってしまうかもしれません。

但し、実際には黒字であれば、赤字の会社に比べて堅実な可能性があることは言えます。

まずは「そういったことを考えてみる!」ということが大事かもしれません。




※コンサルタントの『独り言』は執筆者の個人的見解であり、株式会社アイソルートの公式見解を示すものではありません。

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